エコニュースVol.43 – カーボンオフセット –
おかげさまで43号です。前回は「エコオク」って凄いと自我自賛しちゃいました。今回は、いま世間で騒がれている「カーボンオフセット」について書きたいと思います。
カーボンは「カーボンダイオキサイド」つまり二酸化炭素の略で、「オフセット」は相殺という単語です。つまり、「カーボンオフセット」とは発生した二酸化炭素を何らかしらの方法で相殺しようという仕組みのことを表します。
環境省の2007年度『環境白書』によると、日本では一人当たり年間約10t(お風呂約6,000杯分)の二酸化炭素を排出しているそうです。これは、世界平均の約2倍の量となってます。地球温暖化の一つの原因と考えられる二酸化炭素(CO2)は減らさないといけません。
節電やエコドライブ、マイ箸、マイバッグなどの一人一人の省エネ努力も、もちろん大切です。しかし、それだけでなく、排出してしまった二酸化炭素を意識して「相殺」しようという取り組みが「カーボンオフセット」です。具体的に相殺する方法は、植林や排出権の購入、グリーンエネルギーの使用があります。最近ではカーボンオフセット年賀状だったりカーボンオフセット旅行だったりと少しずつ世間では騒がれている手法です。
私達が日々、使用しているトラックからも当然、CO2が排出されております。2tトラック一台の稼働日数が、例えば25日とします。そして、一ヶ月の走行距離が2,500㎞とします。燃費が9.5リットル/㎞なので、
一ヶ月に、263リットルの軽油が使用されます。263リットルの軽油だと0.7tのCO2が排出されております。年間にすると、トラック1台につき、約8t程度のCO2排出量となります。
実際に私達のエコランド車両7台について今回、カーボンオフセットをしてみました。エコランドの車両から排出されるCO2のうち59.84t分をジーコンシャスさんから排出枠の購入をしています。
韓国のウルサンという街にて温室効果ガスの削減プロジェクトに投資をしました。その結果、見込まれるCO2削減分について相殺(オフセット)したという証明書が発行されました。実際に洞爺湖サミット含め今後、ますますCO2削減について全世界での対応が求められてきます。私達も他社の活動でCO2削減を図るというものでなく、実際に事業活動でゴミゼロを目指している企業として私達に依頼するとCO2が削減されますとアピール出来るようにしていきたいものです。