エコニュースVol.30 – 中間処理場 –
おかげさまで30号です。先月号では、3月9日にOPENした『リサイ
クルショップ エコランド』についてお伝えしました。今月は、ZEC
(ゼロエミッションセンター)に、いよいよ”圧縮梱包機”と”破砕機”
が導入されたので、そちらについてお伝えします。
まず圧縮梱包機って何なのか? というところから始めます。圧縮
梱包機とは、読んで字のごとく、圧縮して、梱包する機械です。
何を圧縮するのか? と言えば、例えば、ダンボールやストレッチ
フィルム、PPバンドなどです。これらのように、押しても空気によっ
てすぐ膨れてしまうものを、潰してすぐにバンドで巻いて梱包すると
いう、優れものなのです。この機械を導入した目的は、圧縮梱包する
ことで保管と輸送効率を上げ、資源として売却するためです。もとも
とリサイクルが可能な物ではあったのですが、効率が悪くて実行でき
ない素材でした。これからは、ウインローダーでリサイクル可能な資
源にしていく事が出来ます。
次に破砕機です。破砕機も読んで字のごとく、破砕する機械です。
回収した物のうち、リユースに不向きな商材は、木・プラスチック・
紙・ゴム・鉄・ガラス等の素材ごとに分別していきます。しかし、そ
のままの形ですと大きくてかさばるため(例えばカラーBOXなどは中
身がスカスカですね)、保管と輸送の効率が悪いです。それを破砕す
ることで効率を上げ、リサイクル可能な資源にすることができるのです。
以前から、発泡スチロールの減容機は使っていました。これも、同
じ目的のためです。もともと、発泡スチロールは「ポリスチレン」と
呼ばれる種類のプラスチックを、ガスで2,500倍に膨らますこと
で出来ております。
減容器とは、発泡スチロールをいったん電気ヒーターで溶かすことで、
元のプラスチックに戻しているわけです。
この元に戻った状態(インゴットと言います)で、中国に輸出し、
中国で金型に流し込むことによって、100円ショップで販売されて
いるようなプラスチック製品が出来上がるわけです。これも一つの循
環型物流の仕組みに繋がっています。
今後、圧縮梱包機と破砕機を導入することで更なるゴミゼロに向け
て邁進していきます。応援宜しくお願い致します!