エコニュースVol.20 – なぜ廃棄物に興味を持ったのか – - エコランド

エコニュースVol.20 – なぜ廃棄物に興味を持ったのか –

おかげさまで20号です。前回に引き続き、僕自身が何故「廃棄物
」に興味を持ったのか? そしてその後、どういった行動を取ってい
るのか? という事について書かせていただきます。
前回までは、アメリカの回収現場での経験を書かせていただきました。
実はその後、経営について学びに行っています。本当は、米国のMBA
で勉強したかったのですが、英語がどうにも上達しなかったので、国
内の大学院に通いました。今となっては結果的にその方が良かったの
かも、と思っていますが。
廃棄物に興味を持った私が、なぜ、「経営」なのか、なぜ、「MBA
」なのか? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。廃棄物に
興味を持ってから多くの方に教えを受けたのですが、その中に、柳原
教授(私の恩師であります)がいらっしゃいまして、「君は廃棄物に
ついて興味があると言っていたが、ビジネスとしてなのか? 行政と
いった立場のどちらとして興味があるのか? 」と聞かれました。

そう聞かれると困ってしまうもので、どっちだろう? と今思えば、
純粋だったなかと感じますが、考え込んでおりました。
廃棄物を少しでも削減できる、環境に良い仕組み作り。これは素晴
らしい事です。でも、自分自身が、ビジネスとして取り組んでいない
とどうなんだろう? 一銭にもならない中で、一生懸命取り組んで、
はたして満足出来るのだろうか? 人一倍強欲な私なのですが、純粋
にどうなのか? と悩みました。
結論から言えば、やっぱりお金持ちにもなりたい! ビジネスとし
て成功させたい! と素直に思いました。そして、環境問題にも役に
立ち、お客様にも喜ばれ、ビジネスとしても成功している! それが
最高だ!と浮かれ調子になっておりました。
そんなわけで、その先生に「ビジネスとして成功したいです! 」
と話に行くと、「ビジネスは君が考えるよりはるかに難しいから、ま
ずはビジネスの勉強をしたらどうかね? 」と言われました。自分で
やろう! と思って銀行を退職したものの、何からやればいいのか全
く分からず、右も左も分からなかった私にとっては、渡りに船といっ
た感じでした。
授業料など、どのくらいのお金がかかるか等については、全く考え
もしなかったです。今思えば、その後始めたビジネスが失敗に終わる
のも、当時からの無計画さで、両親への甘えが大いにあったからでは
ないかと反省出来ますが、当時はそんな事は全く考えてもいませんで
した。両親には本当に頭が上がりません。
こうして書いてみると、両親を含め、多くの方に支えていただき生
きているんだなぁ、と改めて実感することができます。感謝です。

続きは来月です。今月も読んでいただいた皆様、ありがとうござい
ました。